千葉は比較的新しく柔らかい地層と低い山や谷がある地形から隧道が多くあります。そういった隧道は現在は旧道として放置されています。観光資源として利用する流れもあり、僕もツイッターで自転車乗りが行っているのを見ました。
昔ながらの房総半島の鉄道の姿が残っていると言われる小湊鉄道で上総牛久に向かいます。僕が乗った車両は明らかに鉄道好きを醸し出す人が多かったですが、最近のレトロブームによってインスタ女子が来てたりもするらしい。「最近のレトロブーム」と書いてしまうように僕は違うんだと思い込む典型的な陰キャオタクです。
柿木台第一・第二トンネル
旧道に入るとすぐ手掘りのトンネルが現れます。
将棋の駒のような断面になっています。これは日本古来の掘られ方「観音掘り」のようです。僕と全く同じルートを行くバイク乗りの人がいましたが他は誰もおらずひっそりとしています。
若干道が荒れているので慎重に進みます。すぐに柿木台第二トンネルが見えてきます。このトンネルは地層が露になっており吸い込まれるようです。
全然詳しくないのですが、千葉のここらの地層は学問的にも面白いようです。
月崎トンネル・台山第二隧道
林道を進むと月崎トンネルが現れます。「蛇に注意」の看板がありビビりながら進みました。冬眠中だと思いますが。
結果的に月崎トンネルが今回のサイクリングで一番好きな隧道でした。
中央が切通のようになっており、二つのトンネルが連続しています。もともと一つのトンネルを掘ろうとしたが、中央部が崩れてこうなったのか経緯はわかりません。
ちょっと先には台山第二隧道もあります。
この隧道の先で舗装されている林道は突き当りになっています。しかし獣道は続いていました。グラベルロードを買って散策するのも楽しそう。道ではなく川を隧道で通した川廻しなども残っているようです。
隧道界隈では特に有名な向山トンネルにも寄りました。上段の古いトンネルの下に新しいトンネルを掘ったらこのような二階建てトンネルになったそう。
意外と多いレトロ街灯
千葉は意外とレトロ街灯が多いです。特にこの区間は、個人や事業者が設置したのか、商店の前だけかわいい街灯のところが多かったです。
Part2へ続く