いっぴきこあらの大冒険

ロードバイクで鄙びた集落を巡るブログ

ロードバイクで福井県小浜市と常神半島を巡る(2/2)

1/2はこちら。

ippikikoala.hatenablog.com

 

常神半島について

神功皇后を祀る常神社に名の由来がある常神半島の漁村を巡る。常神半島は三方五湖の北西側にあり、漁村は半島の西側に点々とある。

常神半島の漁港に通じる道。登っては下りを繰り返す。

鳥取でも見かけたことがあるが、集落のすぐ後ろの山にトンネルが掘られている。昔ながらの漁村と近代的なトンネルの風景が良い。

集落と背後のトンネル。

このトンネルは工事中だった。

先端の常神漁港に行くには峠を超える必要がある。この峠の下にはトンネルが作られており、あと少ししたらこの道も旧道になるのだろう。

www.pref.fukui.lg.jp

常神漁港にまでは一本しか道がなく、豪雨で通行止めになり、孤立することがあったみたい。その改良のためにトンネルを作っていると。

 

常神漁港

坂を下ると常神漁港だ。

漁港では漁師の方が仕事をしていて、イカかが干されている。こんな人の香りがする漁港は久々だった。漁港の裏手には多くの民宿がある。

常神半島の先端にある常神漁港。

漁村の山が迫る風景。
小川漁港

帰り、時間に余裕があったので小川漁港に寄る。海沿いの現在のメインルートを外れ、一本裏道に入ると、港町らしい町並みが広がる。

小川漁港。

小川漁港の裏道。細い路地の両脇に家が立ち並ぶ。

古い建物も多い。

こんな細い曲がった路地の両脇に家が並ぶ風景がどうしても好きだ。区画整理されていない近所の路地を自転車で走り回っていた小学生の頃と変わらない。

 

日向湖(ひるがこ)

もう一度塩坂越を超え、三方五湖に出る。三方五湖の一つ、水月湖沿いを走り、日向湖に向かう。

塩坂越から三方五湖へ。

三方五湖の一つ、日向湖

日向集落の裏道。

漁村らしい風景が残る。

日向湖三方五湖唯一の海水湖である。湖の北側は小さい山によって日本海と隔てられており、山と湖の間に日向集落がある。集落と湖の間には堤防が無く、家と海が近い不思議な景色だ。裏道には商店などが並び、漁村らしい風情を感じる。

日向湖の裏道を二度も往復し、近くの駅から小浜駅に向かった。

 

帰りは、舞鶴若狭自動車道から、車でごった返し地獄のような夕方の神戸周辺の高速を通る。こんな道を目立った事故なく走る人間の処理能力に感心する。事故が頻発し渋滞ばかりの加古川バイパスを通り帰宅する。