コースはこんな感じ
オレンジフェリーに乗船
退勤後のフェリーほど心踊るものはない。
大阪南港へ向かい、愛媛東予港行きのフェリーに乗る。
普段は輪行袋にロードバイクを詰め部屋に持ち込むが、今日は車両料金を払うことにした。
大型車がひしめくフロアの一画にロードバイクを置く。
エレベーターで客室へと向かう。オレンジフェリーは客室はすべて個室になっている。シャワーを浴び、シングルの部屋で眠る。船のエンジン音と揺れが心地よく、すぐに寝てしまった。
起きたら四国に着いている。フェリーを降りると目の前に険しい四国山地が見えてくる。今日はこの四国山地を超え、高知の佐川へ向かう。
全長5432mの寒風山トンネル
西条から国道194号線を登る。二車線の広い道路で走りやすい。
頂上付近にはこの旅の難関ポイントである寒風山トンネルが待ち構える。
寒風山トンネルは全長5432mあり、無料で通れるトンネルでは日本一の長さらしい。
二車線の細いトンネルで、申し訳程度の歩道しかなく、路肩は狭い。しかも西条側からは緩い上りになっており、速度が出ない。
一度入ると2、30分ほど走り続けることになる。
ミラーを付けてるとはいえ、トンネル内は後からの車との距離がつかみにくくこわい。
大音量で音楽を掛けて気を紛らわせるに限る。
トンネル内で高知県に入る。序盤で高知に入ってしまい、高知のデカさを感じる。
にこ淵
トンネルを抜けると下り基調になる。
途中にこ淵に寄る。「仁淀ブルー」と呼ばれる水がきれい。思ったより人が多く観光地を感じる。
日比原集落
にこ淵のすぐ近く、1つ目の目的地である日比原集落に寄る。
日比原集落は枝川川沿いにある。中央に橋が通っており、上流側は川の西側に、下流側は東側に集落が形成されている。旅館や商店があるが、旧道となってからしばらく経っているようで、時が止まっているような印象を受ける。
丁度開いていた商店でクリームパンを買った。店主のおばあちゃんが近所の人と話し込んでいた。孫の七五三の写真が楽しみらしい。
日比原を跡にし、2つ目の目的地仁淀川町に向かう。