いっぴきこあらの大冒険

ロードバイクで鄙びた集落を巡るブログ

【岐阜県】鉱山で栄えた神岡を巡る(2/2)

(1/2)はこちら。

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丘を降り高原川を渡り神岡の中心地に向かう。

高原川を渡る。

 

 

神岡の中心地は山田川の左右で雰囲気が異なる。右側は生活必需品を売っているような商店や喫茶店が並んでいる。一方で左側には遊郭跡や料亭が並んでいる。
昔の人は右側で飲んだ後、川を渡って左の遊郭に行くような遊びをしていたらしい。
労働者、特に危険と隣り合わせだった鉱山労働者が集まると街には、食や性の欲がはびこる。いびつな構造でほめられたものではなかったのだろうが、そういった街がとても好きだ。

 

中心街の右側には酒屋・喫茶店・米屋など個人商店が並ぶ。

商店の並ぶ中心街。

米屋、酒屋、衣服屋、喫茶店、生活に必要なものは何でもある。



川を渡ると遊郭街跡があり、そこの建築はよく凝っていることがわかる。

山田川を渡り、遊郭跡や料亭が並ぶ区域に入る。

よく凝られた造りなことがわかる。

神岡は水が豊富で街のいたるところで水が流れる音がする。共同の水くみ場「柳川水屋」に寄った。

柳川水屋で水を飲む。

看板にも書かれているが、ちょっと甘みのある水はとてもおいしかった。


街を北へ歩くと神岡鉱業の工場が見えてくる。雪の中、煙突から煙を出して稼働している姿は大きな生き物のようだ。

遠くに煙突が見えてくる。現在も稼働する亜鉛精錬所だ。



メーカーに勤務するようになってから、こういった工場を見ると嫌な気持ちになってしまうのだが、ここは景色として別格で見とれてしまった。

亜鉛精錬工場が見える。

生き物のようだ。


もちろん、働いている方からしたらそんな悠長なことは言ってられないだろう。
工場の姿をしばらく眺め、またバスで飛騨高山へと向かった。帰りは普通の路線バスだった。中学生がバスに乗っていた。


飛騨高山からはまたもやキハ85系美濃太田へ向かった。結局この旅行で飛騨には3回乗ったが、HC85系には乗れなかった。

特急ひだで美濃太田へ向かう。