千葉県の旧街道沿いの街を巡りました。
千葉市から大網を通り銚子に向う太平洋側の銚子道と、我孫子市から佐原や香取を通り銚子に向う銚子街道が有名です。銚子の水産物を江戸に送るため、江戸時代から発展した街道だそうです。現在は総武線が引かれています。
八日市場
特急しおさいで東京駅から約1時間半。千葉と言っても太平洋側、銚子の方は馴染みがないです。何もない田舎な風景に和歌山の大阪寄りのような空気を感じました。
八日市場駅で降りて駅前の旧道沿いを散策します。八日市駅場前にはロータリーと喫茶店があり程よい寂れ具合です。
観光案内にもある通り、駅北側の旧街道に向かいます。
一本南にも新しい国道があるものの、旧街道は抜け道として機能しているようで交通量が多い。
昔ながらの旅館や薬局が並んでいました。
旧街道を外れると細い路地になります。町全体にかわいい電灯が設置されています。
今までは東側を散策しましたが西側に移動します。こちらの方が昔からの建物が残っていました。看板建築の商店が所々で見られます。
前回も書きましたが、今までの千葉に対する私の解像度の低さを感じました。
また旧街道を外れてみると個人で経営してそうなスーパーがありました。こういった店はイオンなどの影響でとっくに潰れているところが多く珍しい。イオンが出店するのをためらうような山奥や離島にはよくありますが。
街の人が写真を現像したり記念写真を撮ったのだろう写真屋さんもありました。
「八日市場」という地名は本当に毎月8日に市場が開かれていたことが由来だそうです。
八日市場に個人商店が多く残っているのにはこういったお祭りも要因としてあると思いました。
街ごとの紛争を緩和するための目的もあったそうです。神輿を担いで町内をまわるようです。今年(2024年)は8/4・5に開催とのことでぜひ行ってみたいです。
佐原にも行きました
伊能忠敬の出身地、水郷の町として観光地としても有名な佐原にも行きました。